Ryu’s Blog

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‘メインストリーム’に疑問をもつということ…

いろいろ 2012.3.19


We realize that many of the people who were important were very young.
突然ですが、この英文、正確に訳せますか?
僕の学生時代の英語の恩師は、
「英語は固まりを見抜く言語だ!」と、力説されていました。
仮にこの文章を、一語ずつ訳そうとすれば、
正確な文型や文法の知識がないと、中々難しいかも知れません。
でも、師は、
「何のことはない。英語は、‘複文構造’で出来ている。
つまり、‘親’となるメインの主語・述語のペアが一つだけあり、
それ以外はすべて、いわば‘子供’の主語・述語なのだよ。
固まりさえ把握すれば、文構造は簡単にわかるよ。」
とひょうひょうと語り、
いとも容易く、英文を解体していきました。
「つまり、
We realize [that many of the people (who were important) were very young.]
  S       V                        S’                        S”   V”                       V’      
どう?親となるメインの主語・述語は、We realize で、that以下は、従属節となるんだよ。
従属節は子供の主語・述語だから、オムツがいる笑 だから、that が付いてるんだよ!」
このように、見事に、英文構造の透視図を展開し、
まるで、数学の公式を説明するかのように、サラッと解説されたのです。
小難しい文型などには一切触れず、
「親の主語・述語と、子供の主語・述語を見抜き、
複文構造を理解することから英語を勉強すれば、
誰だって、驚くほど英語がわかるようになるんだよ!」
ということを、英語の第一回目の授業で教えていただくことができ、
それ以来僕は、英語が大好きになったのです。
一般的に英語の勉強は、5文型から始まることが多いですが、
僕の師は、そうした‘常識’から良い意味で逸脱し、
‘複文構造の理解’から英語を教える独自の手法を展開されていたのです。
この経験から僕は、
世の中で当たり前とされている‘常識’や‘慣習’を疑うということに、
強い意義を感じ始めるようになりました。
ひょっとして、主流派とは全く異なる方法で、物事を考えることができるのではないか?
常に、そうした‘客観性’を頭に入れ、色々なことを考えるようになっていきました。
で、だいぶ話が飛躍しますが、
今現在の‘フリーランスのウエディングプランナー’という生き方を選ぶに至ったわけです。
‘お客様にとって良い結婚式を創る’ために、
‘会社に勤める必要がある’といった、
世の中で‘常識・慣習’とされているこうした考え方に、
無理に縛られる必要はないんじゃないか?
フリーランスでやれば、
‘もっと自由な、もっと楽しい結婚式’を提案できるのではないか?
という考え方に行き着いたということです。
その原体験が、学生時代の‘英語の学習法’にあったのではないか、
と無理やりながら、思い返すにいたったわけであります。
誰しも、人生を振り返れば、
今現在の自分の人生を形成する重要なターニングポイントがあるはずです。
僕の原点は、英語の勉強だったのではないかな?ということですね。
もし、あの時あの先生に出会わなければ、
今の自分はなかったかもしれない。
そう考えると、本当に感謝です。
また、、英語の勉強も、
‘先生次第’だなと、強く感じております。
つまりは、結婚式も、‘ウェディングプランナー次第’ということです。
後悔のない結婚式のためにも、
フリーランスにお手伝いできることは、ぜひご相談くださいませ…