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フリープランナーとプロデュース会社と婚礼施設の違い

婚礼スタイル 2020.3.11

今回は、認知がある程度一般化してきた(とはいってもまだまだ低いですが)フリープランナー と、その法人版ともいうべきプロデュース会社、そして婚礼施設に関して、その違いを簡単に説明していく回にしますね!

そもそもフリープランナー とは?

これは、2011年ごろから業界において、少しずつその認知がされはじめた存在です。(もっと早くから活動してきた方ももちろんいます)

端的にいうと、「企業や団体などと雇用関係を持たず、個人で新郎新婦を集客し、新郎新婦と直接契約するという新しいビジネススタイルで仕事を行うウエディングプランナー」をいいます。「式場というハコモノありき」の装置産業から飛び出して出現した新しいタイプの存在といえます。

また、この亜流で、婚礼施設やプロデュース会社からのお仕事を引き受けるタイプのフリープランナー もいます。こちらは、新郎新婦との直接契約ではなく、「式場やプロデュース会社からの仕事を受けるビジネススタイル」なので、「業務委託型フリープランナー 」といいます。

プロデュース会社とは?

これもわかりやすくいえば、フリープランナー の企業版とイメージしてもらえればと思います。

ですが実際は、企業規模や実態も様々なので、主に次の5つのタイプに分けることができます。

1.新郎新婦と直接契約

これは、先ほど挙げたフリープランナーのタイプと全く同じであり、フリープランナー が個人事業主なのに対して、プロデュース会社はその法人版と考えるのが一番わかりやすいです。

2.集客・広告宣伝まで行う契約

これは、婚礼施設と契約し、その施設の広告宣伝を負担し、集客まで自社で行い、運営しているタイプです。婚礼施設にノウハウなどがない場合、その道に強いプロデュース会社が独占もしくは代行で行うというタイプです。

3.会場貸し契約

これは2と似ていますが、新郎新婦様の要望ベースでその会場を使えるように契約するタイプです。要望があったときだけ「会場貸し」のような感じで使わせてもらう契約なので、特に集客や広告宣伝まで引き受けるということはありません。

4.業務委託型契約

これは、業務委託フリープランナーのタイプと全く同じで、その法人版です。婚礼施設からの委託をうけて、結婚式単位で仕事を引き受けるタイプです。婚礼施設からの仕事なので、その一員として新郎新婦様にも振舞う契約タイプです。

5.自社で婚礼施設を運営

これは、自社で婚礼施設そのものを所有・運営しているタイプのプロデュース会社です。ここまでくると、ほぼ婚礼施設と変わらないといえます。

では、婚礼施設とは?

では、もとい、婚礼施設とはそもそも何なのでしょうか?
これは、自社で施設を運営し、集客から実際の結婚式の運営まですべてを行っている施設のことをいいます。

で、この運営方法において、

1.自社でプランナーを雇用する場合
2.業務委託型フリープランナーと契約する場合
3.プロデュース会社と契約する場合

の3つの場合があるということです。

1.自社でプランナーを雇用する場合は、集客も自社で行い、新卒や中途のプランナーを雇用し育成し、結婚式の担当をもたせるという方法をとります。

2と3に関しては、さきほども説明したように、
・集客までプロデュース会社やフリープランナーに委託する場合
・会場貸し契約だけ行う場合
・プランナーの仕事自体を委託する場合
の3つのパターンがあります。

もっとも、フリープランナーの場合は、プロデュース会社に比べて規模も非常に小さいことが多いため、「集客や広告宣伝まで依頼する場合」は滅多になく、ほとんどの場合は、「会場貸し契約」か「業務委託型フリープランナー 契約」をとることが多いです。

プロデュース会社の場合は、その企業規模にもよりますが、
・集客や広告宣伝まで行う場合
・会場貸し契約だけ行う場合
・プランナーの仕事自体を引き受ける場合
のすべてを行う場合も結構多いです。

ちなみに2と3の違いですが、婚礼施設にとっては、個人事業主であるフリープランナーと契約するか、法人であるプロデュース会社と契約するかといった違いがあるだけで、基本は一緒です。
ですが先ほど挙げたように、フリープランナーとの契約は主に、「会場貸し契約」か「業務委託契約」に限定する場合が多く、プロデュース会社との契約は、「集客まで依頼」する場合も多いという違いがあるということです。この理由は、企業規模や信用力の差と考えるとわかりやすいでしょう。

まとめ

新郎新婦様が結婚式を考えるときにまず、フリープランナー、プロデュース会社、婚礼施設それぞれの違いを理解することが大切です。

今回はその違いを簡単に説明しましたが、実は結構密接にむすびついたりしている場合もあることがおわかりいただけたと思います。

次回は、それぞれの入り口を選んだ場合の違いを解説していきたいと思います!

追記;

新型コロナウイルスが感染拡大していますが、
どうかくれぐれも皆様、ご自身および身の回りの大切な方々のご配慮を第一に、結婚式準備にあたってください。延期やキャンセル、決行の判断を迫られる大変な心理状況の方や、キャンセルや延期したくても、そのための費用がとんでもないことになっていて決行せざるをえない、でももし感染者が出たと考えると…と、大変な方々も本当にたくさんいると思います。

色んな状況の方がいるとは思いますが、まずは今ご自身が置かれている状況のなかで、「延期したいのか?」「キャンセルしたいのか?」「決行したいのか?」「決行せざるをえないのか?」これらのどれに当てはまるかを冷静に考え、そのそれぞれに対して、式場やプロデュース会社がどのような対応をとってくれるのかを冷静に比較し、考えるのが一番です。

このような場合は、最善を選ぶのは本当に難しい選択です。なので、最善を選ぶのではなく、「より最悪でない方を選ぶ」のがもっともベストです。個人的には、国が中止命令を出し、そのために生じた損失補填(式場側・お客様側どちらも)をしっかりと行うという決断をしてくれるのが一番だと思います。ですが、どうにもそれを期待できない以上、どうかこの難局をお互い知恵と情熱を振り絞って、「誰も感染しない・感染させない」ようにするための、「ベストではなく、ワーストではない選択をする」をキーワードに、乗り越えましょう!
人命第一!命に優るものはありません!

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