生みの苦しみ…
つい先日ふとテレビを見ていると、
ある道のプロフェッショナルの方が、
「お客様に楽しんでいただくためには、
自分たちは苦しくなければ本物じゃない。
自分が楽しく仕事が出来たなんて、
そんなことを言っているうちはダメ。
人さまに楽しんでいただくためには、
自分は必死で苦しみもがかなきゃ。
自分が楽しむために仕事をやってるんじゃないんだから。
それがおもてなしというモノだと、ボクは思う。」
淡々とした表情と、
朴訥とした話し方の中に、
妙な力強さと説得力が感じられ、
思わず聞き入ってしまっていました。
いろんな考え方があるだろうけど、
確かに一理あるなあ、などと思いながら、
最後までそのテレビを何気なく見ていました。
その方が言っていることを一言で言い換えるなら、
それは、「生みの苦しみ」と言えるんではないかな?
そんなことを、考えつつ、
そのあとのお客様との打ち合わせに足を運んでおりました。
奇しくも、
そのお客様の希望されている結婚式空間は、
「ザ・非結婚式場」の典型ともいうべき空間でした。
これは、「生みの苦しみ」の甲斐があるなあ♪
と、創作意欲と熱が高まるのを覚えました。
でも、同時に、
あの空間を「結婚式のおもてなしが出来る空間」へと昇華させるのは、
楽な仕事ではない、とも強く感じました。
徹底的に苦しまなくてはダメだ。
強くそう感じました。
生みの苦しみと感動はまさに、表裏一体…
そう強く肝に銘じ、
創作に臨んでいきたい…
そんなことをふと感じた、
例のプロフェッショナルの教えでありました。
今年も、新年早々、
仕事が目白押しで本当にありがたい限りですが、
反面、本当に苦しいことの連続でもあります。
でもそれがすべての原動力となるはず…
そう信じ、今年も一年頑張っていきたいと思います。