古典派音楽 奇才 Steve Raiman…
美しいピアノの音色が大好きです。
僕が横浜の結婚式場で働いているときのことです。
そこは、ものすごい人気式場で、
2つのチャペルに7つの会場、
1会場あたり結婚式を3回転する方式で、
売っておりました。
僕はその式場の最上階の、
稼働率が最も高い部屋のキャプテンをしていたのですが、
当然、3回転するわけですから、
まさしく「1分も押してはいけない」わけです。
毎週毎週土日は、神経をすり減らし、
日々戦場のような気持ちで働いておりました。
一件が終わっても、片づけをして、セッティングをして、
いわゆる「ドンデン」を、約25分で終え、
次の披露宴の完全スタンバイを迎えなければならないのです。
それが、一日3回続きます。
気力と体力の極限まで、働くわけです。
しかし、3回転しようがなにをしようが、
1件1件がものすごく高額で、
なおかつとてもとても大切な結婚式なわけです。
もう、大声を出し、走り回り、
もうそれこそ、がむしゃらに駆けずり回っておりました。
そして、何とか次の披露宴を迎える準備を時間内に終え、
ほんの1,2分だけ、ホッと一息をつく間が、できます。
横浜みなとみらいを見渡せる最上階のテラス。
次の宴席のお客様を迎える前の、
ほんの数分間の安息の間…
そんな時、
スピーカーから聞こえてくるのが、
何とも美しいピアノの音色だったのです。
焦りと緊張から、ほんの一瞬解放してくれるその音楽は、
僕には、神の音色に聞こえたのです。
心を、がっちり、ロックされました。
そう、それが、
表題のsteve raimanの曲だったのです。
とにかく、美しい。
でも、当時の僕にはそれが、
だれの曲かは全くわからないわけです。
ただ、とにかく美しく、とにかく癒される。
何とか、知りたい!
情熱を傾け必死で調べ上げて、判明したのが、
‘カナダのピアノ貴公子 steve raiman’だったのです。
恐らく、知名度は皆無です。
でも、僕にとっては、つかの間の安息を与えてくれる
神の旋律だったのです…
Steve Raiman…
You are my hero!…
そのようにすら、思えたのです。
そんな彼の曲の中で、特に好きなのが、
‘crossing the bridghe’…
残念なことに、
youtubeなどでは、
アップされていません。
でも、聴く価値は、絶対あります。
そんな今も、ブログを書きながら聴いています。
感性が、ヤラれます。
皆様も、ぜひご一聴を…
そんな感じの、自己満足の回想録でした…