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結婚式当日におけるウエディングプランナーのディレクション力

婚礼スタイル 2020.3.17

今回は、結婚式におけるウエディングプランナーの役割と必要性をザックリと解説していきますね!

まずはザックリですが、婚礼当日の流れをおおまかにアップしました。

いろんな式場やホテルなどによって、細かいところ(受付をどこに入れるかなど)は異なりますが、おおかたこのような感じです。

で、よくできるウエディングプランナーというのは、この流れが頭と身体に染み込んでいます。なので、「いまどこで誰が何をしているか?」を随時理解して把握しています。これにより、とっさの判断や瞬時の対応が即可能になります。特にホテルや式場は、1日に複数の結婚式や宴会を行い、また一般の宿泊客などもいるなかでのオペレーションなので、「好き勝手する」ことは不可能になります。

なので、キチンとしたホテルや式場などでウエディングプランナーを経験してきた人であれば、このような流れは把握した上で婚礼当日の対応をできているはずだと思います。そのうえで、当日のこうした全体図を頭に描きながら、個々のお客様ごとのオリジナルの進行をつくることができているプランナーは本当に優秀だと思います。

逆に、こうしたことが不得意なプランナーの場合だと、この流れを肌身に染み込ませることができていないため、「木を見て森を見ず」の動きになってしまい、当日の新郎新婦様の対応にいっぱいいっぱいになってしまいます。ゲストの方や親族の方のフォローにまで手が回らず、本来は全体指揮者であるはずの役割をまったくこなせないということになりかねません。

そして実はこうしたプランナーのタイプは、レストランや非結婚式場でのウエディングしか経験していないプランナーの方に多いです。結婚式当日の創り込み(世界観の演出や装飾など)は非常に長けていたりするのですが、オペレーションが伴っていないことが多く、こうしたプランナーの方がホテルや式場などで施行をすると、会場やお客様側からクレームが出ることが多いです。

目に見える部分(世界観の演出や装飾)のプロデュースはとても素晴らしいのですが、目に見えない部分(オペレーション)のディレクションは結構メチャクチャなことが多いので、写真映えや映像の出来栄えはとてもよいけど、けっこうドタバタだった…みたいなことも多いです。

こうしたプランナーのプロデュースの場合、非結婚式場など(アウトドアやフリースペースなど)で行うことが多い分、ゲストの方もその新鮮さなどからくる感動から、当日のオペレーションがグダグダでもあんまりそれがクレームとして出ることもまだ少ない現状はあります。なので、それはそれで全然、アリだとは思います。結果オーライ!てことだと思います。

ですがやっぱり、プランナーとして大事なのは、目に見える部分のプロデュースだけでなく、目に見えない部分のディレクションもすごい大切だと個人的には思います。目に見える部分はわかりやすいので、そのセンスの有無だけで選ばれる要素にもなりえると思います。だからこそ、せっかくそうしたプロデュース力はあっても、ディレクション力が不足していたらすごくもったいないなあと思います。

そして選ぶ側のお客様はやはりこの、「目に見える部分」で選ぶことが多いのでそれはそれで当然のこととは思うのですが、プランナーを選ぶ際の基準として、「目に見えない部分」のディレクション力も大事なんですよ♪ということが少しでも伝われば嬉しいなと思い、ブログを書かせていただきました♪

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