結婚式は、奇想天外でなくてもいい。奇抜でなくてもいい。
最近、ウエディングが多様化している傾向がよく見受けられます。
ずっと、結婚式に真面目に携わってきた身からすると、
「これって二人の自己満足なんじゃないかな?」
「ゲストを置き去りにしていないかな?」
「少し奇抜すぎないかい?」
と、思わず目を疑ってしまうプロデュースが散見するのも事実です。
こんな時代だからこそ、
あえてボクは言いたいです。
結婚式は、奇想天外でなくてもいい。ましてや、奇抜でなくてもいい。
と…
音楽でいうと、一昔前に、
いわゆるヴィジュアル系というのが流行りましたが、
もちろんああいう音楽のジャンルもあっていいと思います。
ですが、それ一辺倒になるのも、ちょっと違うのじゃないかな?
と思うのです。
音楽的に、一番大切なのは、
心に届くリリックと、耳に届くメロディラインです。
その上に、ヴィジュアルの奇抜さというのが来てこそ、
そのアーティストが本物と言えるでしょう。
ウェディングも同じです。
真のお2人らしさが表れていること。
そして、
それがなによりもゲスト満足にも直結していること。
この二つがしっかりと成り立ってこそ、
奇想天外さ・奇抜さが活きるというものです。
まずはじめに、
「ちょっとズレたこと」が来るのは、
ボクは少し違うのではないかな?と思います。
もちろん、そうしたことを望むお2人がいてこその
ウェディングサービスではありますが、
ボクにはどうも、そうしたウエディングは単なる一過性のものに思えてなりません。
参加したゲストが、
「次もあんなウェディングに参加したい!」
「私達もあんなウェディングがしたい!」
そう思えるかどうかが、何よりも大事なポイントです。
この観点からすると、
最近話題になっている奇想天外斬新系ウエディングというのは、
ちょっと違うのでは?と思います。
偉そうなことをとうとうと述べてしまい申し訳ない限りですが、
今まで数百件のウエディングに携わらせていただき、
結婚式に参列されるゲストの方々の意見を見聞きしてきた中での、
ボクの率直な意見であります。
ゲストの方というのは、奇抜なものを体験された後は、
「本質」をより求めていくものです。
つまり、「奇抜さに飽きる」ということです。
その意味でも、
変に時代に流されることなく、
真面目にポジティブに、
新郎新婦さまにとっても、ゲストの皆様にとっても、
一生良き思い出となるようなウエディングを
今後も真摯に追い求めていきたいと思います。
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アズールウエディング