似ているということ、違うということ…
おかげさまで、忙しくさせていただいております♪
この一年は、自身の結婚もあり、
いろいろな環境変化が目まぐるしく起こっている一年でもあります。
ただ、不思議と、
「自分は自分でいられる」
そんな感覚を終始抱かせていただいております。
違和感ない、という言い方が正しいのかな?
そんな感じの毎日です。
夫婦というのは、
出会った当初は、
「なんか似ている…どこか似ている…」
そんな感覚を覚えるからこそ、
一緒になるのだと思います。
似ていることへの嬉しさ、安心感、安堵…
その想いが胸に溢れ、一緒になるのだと思います。
だけども、ずっと時を同じくすると、
どうしても価値観や意見、考え方の違いが鮮明になるものです。
「なんか違う…どこか違う…」
似ていることへの安堵が少しずつ、
違うことへの違和感に変化し、
すれ違いが生まれてきます。
ココで初めて気づくのです。
「あ、僕らって生まれた環境も育ってきた背景も、全然違うんだ…」と…
人が生まれて物心ついた時に感じる感覚を、
「自我の目覚め」
というように、
夫婦が出会って、ある程度の時を経て感じる
この「違い」を僕は、
「差異の芽生え」と呼んでいます。
「出生」を経験して、
「自我の目覚め」を経た個の人格と人格がやがて、
「運命の出会い」を経て、ひとつになる。
「似ていること」への安堵がやがて、
「違うこと」への違和感へと変化し、
「差異の芽生え」が起こります。
きっと、ここからが本当の、
「出会い」なんだと思います。
生まれながらにして同じ人がいないように、
夫婦とてまったく別人格…
「違うこと」を自覚して、
いや、自覚できて初めて、
「その二人は本当の意味で出会った」といえる…
そんなことを考えています。
結婚式というのは、
この「違い」をまずはじめに感じることのできる、
最も貴重な経験です。
この経験を経て初めて、
「差異を認め、差異を共有することができる」のだと思います。
結婚式を経験したこの一年は、
そんな想いを特に強くしています。
とりとめのない文章ですが、
これを読んでいただいた方の感じ方も、
それこそ千差万別だと思います。
みんな違って、みんなイイ…
そんなことを、最近特に強く、思います。